スピンボウリングとは
スピンボウラーは、主に変化球を主体とするボウラーです。クリケットボールが地面にバウンドしたときに、通常の直線コースから外れて、急激に変化するボールを投げます。スピンボーラーは、スピナーとも呼ばれます。
スピナーには、大きく分けて2種類います。手首の動きでスピンをかける「リストスピナー」と、指でスピンをかけていく「フィンガースピナー」です。
リストスピナー
リストスピナーは、手首を使って変化球を投げるボウラーです。右投げのリストスピナーは、レッグサイドからオフサイドへボールが変化するので「レッグスピナー」と呼ばれます。手首の力を利用して、ボールを逆時計回りにひねります。
左投げのボウラーが右打ちのバッツマン相手にリストスピンを投げるときは、逆にオフサイドからレッグサイドへボールの軌道が変化していきます。このボールを投げるボウラーは「チャイナマン・ボウラー」と呼ばれます。(西インド諸島の名ボウラーだった、中国系トリニダード・トバゴ人のエリアス・アチョンが得意だったため)
フィンガースピナー
フィンガースピナーは、指でひねりを加えることで変化球を投げていくボウラーです。オフサイドからレッグサイドへ変化するため「オフスピナー」とも呼ばれます。こちらは指の力を利用して、ボールを時計回りに捻っていきます。
グーグリー
通常のレッグブレイクはレッグサイドからオフサイドへ変化しますが、グーグリーは手首を時計回りにひねることで投げるので、オフサイドからレッグサイドへ変化します。かつてのオーストラリアのボウラー、バーナード・ボザンキットが開発しました。
ドゥースラ
オフスピナーが主に使う変化球で、またの名は「トップスピナー」と呼ばれます。トップスピンをかけることで、通常よりもボールが落下する近くなり、ボールが高く弾む効果があります。パキスタンのサクライン・ムスタークが得意としていました。
フリッパー
ボールにバックスピンをかけることで、ボールの落下を遅らせて、ボールが落下したときには、小さなバウンドをするボールをフリッパーと言います。またの名は「バックスピナー」と言います。
スピンボールプレー集
強烈なスピンボールでウィケットを奪っていく動画集です。
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