所在地 | ヴィクトリア州メルボルン |
建築 | 1853年 |
収容人数 | 100,024人 |
愛称 | MCG、The G’ |
所有者 | ヴィクトリア州政府 |
運営者 | メルボルン・クリケット・クラブ |
最初のテスト | 1877年3月15日~19日 オーストラリア-イングランド |
最初のODI | 1971年1月5日 オーストラリア-イングランド |
最初のT20I | 2008年2月1日 オーストラリア-インド |
最初のWODI | 1988年12月18日 オーストラリア-イングランド |
最初のWT20I | 2008年2月1日 オーストラリア-イングランド |
使用チーム | オーストラリア代表(1877-) ヴィクトリア・クリケット・クラブ(1851-) メルボルン・スターズ(2011-) |
その他スポーツ | ・オーストラリアンフットボール メルボルン・フットボールクラブ(1858-) リッチモンド・フットボールクラブ(1965-) コリングウッド・フットボールクラブ(1993-) エッセドン・フットボールクラブ(1991-) ハウソーンフットボールクラブ(2001-) カールトン・フットボールクラブ(2005-) ・ラグビーユニオン メルボルン・ストーム(2000) ・サッカー オーストラリア代表 |
南半球最大のスタジアム
オーストラリアのメルボルンにある「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」。収容可能人数は約10万人で、世界で11番目に大きいスタジアムで、FNBアリーナ(南アフリカ)、マラカナン(ブラジル)を超え、南アフリカでは最も大きいスタジアムです。
1853年に建設され、MCGはクリケットとオーストラリアンフットボールの聖地として親しまれました。クリケットではイングランドとの「ジ・アッシズ」の第3戦目で毎回対戦が行われ、1992年と2015年のクリケットワールドカップでは決勝戦が行われました。オーストラリアンフットボールの決勝戦は、毎年MCGで開催され、世界最高レベルの観客動員数を誇ります。
1958年のメルボルン五輪、2006年のコモンウェルスゲームスではメイン会場として、陸上競技が行われてきました。他にはラグビーユニオン、サッカーオーストラリア代表の試合も行われます。2026年のコモンウェルスゲームスでは主会場として使用される予定です。
歴史
MCGが建設されたのは19世紀。1838年に設立されたメルボルン・クリケット・クラブがいくつかの試合を行った後、新たなクリケット場の建設を計画し、ヤラパーク地区にスタジアムを建設しました。1858年に完成し、当時は6000人の小さなスタジアムでした。
1877年に最初のテストマッチ、オーストラリア-イングランドが行われました。クリケット人気が高まり、レンガ製の観客席やスコアボードを設置。1884年に災害により一部スタンドが焼失したが、新しいスタンドに取り替えられ、1897年には9000人収容になりました。
20世紀に入り、さらに席を増設し、1908年には20000人まで拡張。1930年代には改築を行い、新たに設置されたサザンスタンドは30000席を増設。以後、増設を繰り返したMCGは、84,000人まで収容人数を拡張し、立ち見ならば9万人以上収容できる大規模なスタジアムになりました。
1950年代では、MCGは120,000人収容にまで拡張。1970年のオーストラリアンフットボールのAFLグランドファイナルでは、MCG史上最高の121,696人を動員しました。
1988年にスタジアムの老朽化と、1992年のクリケットワールドカップに備え、全体的なリニューアルを行います。更に2006年のコモンウェルスゲームスに合わせ、スタジアムは全席着席可能になり、現在では100,024人収容になりました。
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