ワールドテストチャンピオンシップとは、2019年から始まったテスト方式でのリーグ戦です。2年間かけて変則的なリーグ戦を行い、成績上位2チームが優勝を目指して決勝戦で戦うというリーグ戦です。
この大会方式は、古くから行われている伝統的な試合方式で去る「テスト」の活性化のために設けられました。当初は2009年からの開幕を予定していましたが、資金調達の問題や大会方式の議論が進まず、初開催は2019年からになりました。
目次
参加国と試合数
参加国はICCの正会員で、テスト方式での試合を行っている以下の国となります。
リーグ戦は2年間をかけて行われ、ホームで3シリーズ、アウェーで3シリーズ対戦します。テストマッチシリーズは、各シリーズごとで試合数が異なり、全参加チームの消化試合数は異なります。
国 | 合計 | ホーム | アウェー | 対戦しない国 |
🇦🇺オーストラリア | 19 | 10 | 9 | バングラデシュ、ニュージーランド |
🇧🇩バングラデシュ | 12 | 6 | 6 | オーストラリア、イングランド |
🏴イングランド | 22 | 11 | 11 | バングラデシュ、スリランカ |
🇮🇳インド | 18 | 8 | 10 | パキスタン、西インド諸島 |
🇳🇿ニュージーランド | 13 | 6 | 7 | オーストラリア、西インド諸島 |
🇵🇰パキスタン | 14 | 8 | 6 | インド、南アフリカ |
🇿🇦南アフリカ | 15 | 7 | 8 | パキスタン、スリランカ |
🇱🇰スリランカ | 12 | 6 | 6 | イングランド、南アフリカ |
🏝西インド諸島 | 13 | 7 | 6 | インド、ニュージーランド |
順位のつけ方
順位は「獲得総勝ち点÷最大勝ち点」で決められます。
こちらが勝ち点表です。
結果 | 勝ち点 | 最大勝ち点 | パーセンテージ |
勝利 | 12 | 12 | 100 |
同点 | 6 | 12 | 50 |
引き分け | 4 | 12 | 33.3 |
負け | 0 | 12 | 0 |
シリーズごとの最大勝ち点はこちらです
試合数 | 最大勝ち点 |
2 | 24 |
3 | 36 |
4 | 48 |
5 | 60 |
2021~2023シーズンの1月20日現在の順位表はこちらです
順位 | 試合 | 勝 | 負 | 引 | 最大 | 勝点 | 勝率 | |
1 | オーストラリア | 15 | 10 | 1 | 4 | 180 | 136 | 75.56 |
2 | インド | 14 | 8 | 4 | 2 | 168 | 99 | 58.93 |
3 | スリランカ | 10 | 5 | 4 | 1 | 120 | 64 | 53.33 |
4 | 南アフリカ | 13 | 6 | 6 | 1 | 156 | 76 | 48.72 |
5 | イングランド | 22 | 10 | 8 | 4 | 264 | 124 | 46.97 |
6 | 西インド諸島 | 11 | 4 | 5 | 2 | 132 | 54 | 40.91 |
7 | パキスタン | 14 | 4 | 6 | 4 | 168 | 64 | 38.10 |
8 | ニュージーランド | 11 | 2 | 6 | 3 | 132 | 36 | 27.27 |
9 | バングラデシュ | 12 | 1 | 10 | 1 | 144 | 16 | 11.11 |
「勝点」から「最大」を割った数字で「勝率」を出します。この「勝率」が高い順で順位を決め、1位と2位のチームが決勝戦へ進出します。
2021~2023シーズンのワールドテストチャンピオンシップの決勝戦は、2023年6月にイングランド・ロンドンの「ジ・オーヴァル」で開催します。
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